サッカーと出会って20年。プロサッカーコーチになった今、昔の自分に会えるなら伝えてあげたいこと。

プロサッカー選手には届かなかった。

5歳の時にサッカーと出会って、20年以上が経ちました。

私は、現在U-12年代の選手を指導するプロのサッカーコーチです。

サッカーを始めたキッカケは2002年W杯。(当時5歳)日本代表選手のオーバーヘッドキックを見て、「自分もやってみたい!」と思ったことがキッカケでした。

初めは家の近くで開催されていたサッカー教室に通い、チームに所属したのは小学校3年生の時。地元の少年団に入り、サッカーを本格的にスタートしました。

私自身、小さい頃から本気でプロのサッカー選手を目指してサッカーを続けてきました。

しかし、私のサッカー選手としての経歴は国体全国3位、インターカレッジ出場が限界でした。

プロの世界は本当に厳しいです。

大学1年生の時に、一度だけJ2クラブから声をかけてもらえたことがありましたが、チャンスを掴み切ることができず、「プロになる」という私の夢を果たすことは出来ませんでした。

「実力・運・タイミング」これらが少しずつ足りなかったのだと思います。

そして大学卒業後、私はサッカー指導者となりました。

「プロのサッカー選手」になることは出来ませんでしたが、今は「プロのサッカーコーチ」として、第二のサッカー人生で、夢を追いかけることが出来ています。

今回は、「サッカーと出会って20年」本気でプロのサッカー選手を目指し、20年分の様々な経験や失敗、遠回りをしてきた私が、今、昔の自分に会えるなら伝えてあげたいことを書いてみたいと思います。

昔の自分のように、今、本気でプロサッカー選手になりたい選手たちのヒントに少しでもなれば嬉しいなと思います。

昔の自分に会えるなら伝えてあげたいこと(1)

人との出会いが人生を変えるということ

昔の自分に会えるなら、まず最初に「しっかりと見てくれる人がいる環境」でサッカーをした方が良いということを伝えたいです。

「しっかりと見てくれる人がいる環境」とは、目先の結果だけではなく、選手の将来を考えた上で、その選手の能力と可能性を最大限に引き出してくれるコーチやチームスタッフがいる環境のことです。

20年以上サッカーに携わってきて一番感じたことは、「プロのサッカー選手になる」という目標を達成するためには、高い目標を持ったチームメイトと選手の可能性を最大限に引き出してくれる指導者がいる環境でサッカーをすることが大切であるということです。

サッカー人生において、どんな環境でサッカーをするのかということは何よりも重要です。

なぜなら、素材(選手)を「伸ばす」のも「消してしまう」のも、どんな環境でサッカーをするかによって大きく変わり、「誰と出会うか」がその後のサッカー人生を大きく左右するからです。

「良い環境」に出会えば、選手の能力や可能性は無限に広がっていきます。しかし、逆に「良い環境」と出会うことが出来なければ、もし素晴らしい才能を持っていたとしても、開花することなくサッカー人生が終わってしまうかもしれません。

それだけ、人との繋がりや環境は大切です。

人との出会いは人生を変えます。

でもそういった環境に行ける選手は、本気で上を目指した選手だけです。「これくらいでいいや」と思っている選手には、そのステージや環境に行くチャンスすら訪れることはありません。

もちろん、高い所を目指せば、その分厳しい競争が待っています。

もしかしたら試合に出れない時期があるかもしれません。

それでも、厳しい環境で上を目指そうとした選手には、自分の可能性を引き出してくれる人と出会えるチャンスが必ず来ます。

「自分のチャンスは自分で作り出せ」

もし、過去の自分に会えるなら、まずこれを伝えたいです。

昔の自分に会えるなら伝えてあげたいこと(2)

プロになるためには、「自分の武器」をひたすら極める必要があるということ

私はプロサッカー選手には届きませんでした。

でも、本気でプロを目指してきたからこそ、「なぜプロになれなかったのか」「何が自分には足りなかったのか」を身をもって経験し、「プロになるために必要なことは何か」「どういう選手がプロになっていくのか」ということを知ることが出来ました。

私がプロになれなかった1番の要因は、選手として「武器の魅力」が足りなかったことです。

プロのサッカー選手になるためには、「誰にも負けない武器」や「何かずば抜けた特徴」が必要不可欠です。

私にとっての武器は、得点感覚とキック精度でした。

そこの部分に関しては、プロにも負けていない自信はありました。

しかし、負けてはいないが、他のプロ選手の中でずば抜けているかと言われるとそうではありませんでした。

プロになる選手には、足がずば抜けて速い選手、強靭なフィジカルを持っている選手、絶対にミスをしない選手、異常な得点感覚を持った選手など、魅力ある選手がゴロゴロいます。

そんな「化け物たち」の中で闘っていくためには、1つでも良いから「これだけは自分がNo. 1である」という「何か」が絶対に必要です。

それが私にはありませんでした。

今もし、昔に戻ることができるなら、武器であるキックをひたすら磨いて、シュートを打てば「必ず」決める選手になれるくらい、ひたすら何度も何度も練習します。

もちろん、シュート、ドリブル、パス、コントロール色々なことが出来るに越したことはありません。

しかし、結局「全部が70点の選手より、50点があっても100点の武器がある選手」がプロになっていきます。

「たった1日の練習」

「たった1回のプレー」

それだけでは、本気でやろうが、なんとなくやろうが「差」はあまり分からないと思います。

しかし、それが半年、1年、3年、10年・・・・となってくるとどうなるか。

それは確実に大きな差となって自分に返ってきます。

「シュート練習のシュート1本」

「対面パスの止める・蹴る1回」

毎回の練習にどれだけこだわって取り組むことができるか。それが結果に繋がっていくと思います。

毎回の練習に本気で向き合い、「誰にも負けない武器を作れ」

もし、過去の自分に会えるなら、2つ目にこれを伝えます。

昔の自分に会えるなら伝えてあげたいこと(3)

「自信を持つこと」が何よりも必要だということ

最後に過去の自分に1番伝えてあげたい大切なことは「自分に自信を持て」ということです。

私自身、サッカーだけでなく、どんなことにおいても、自信がパフォーマンスに及ぼす影響の大きさを強く感じてきました。

大人になった今でもそうですが、自信がある時はそれがどれだけ難しいことだったとしても、周りからそんなこと出来るの?と思われるようなことだとしても、「自信がある」というだけで、自分の持っている力を100%、120%発揮できたりします。

しかし逆に、自信がない時のパフォーマンスはびっくりするくらい低くて、「上手くいくかな・・・」と少しでも不安や心配がある時は、自分が持っている力の40%、50%くらいの力しか出すことが出来なくなってしまう時もあります。

でもこれは、「自信がある=努力してきた」という結果であり、結局のところ努力してきたかどうかが結果を出せるかどうかに繋がっていると思います。

私自身が大切にしている言葉で「自信は努力から」という言葉があります。

パフォーマンスを最大限発揮したい
⬇︎
自信をつける必要がある
⬇︎
自信をつけるためには絶対に成功すると思えるくらい努力と準備をする必要がある
⬇︎
常に最大限の努力(練習)と最高の準備をしなければならない

つまり、「パフォーマンスを最大限発揮するためには、自信をつける必要があり、自信をつけるためには絶対に成功すると思えるくらい努力する必要がある」

ということだと思っています。

努力とは、「練習」であり努力とは「準備」であると私は思います。

どんな世界でも、勝ち残っていくためには、常に最高のパフォーマンスを出し続けなければいけません。

そして、最高のパフォーマンスを出し続けるためには、常に最大限の準備が必要です。

これは簡単なことではありませんが、それができる選手には価値があります。

私自身も、周りに負けることが悔しくて、本気で努力をして自信を持てるようになった時から、サッカー人生が大きく変わりはじめました。

でも私の場合、本当の意味で自信を持てるようになったのは、高校生になってからです。

もっと早く自分に自信が持てれば、もっと上のステージでサッカーができたのかなと思ったりもします。

だからこそ「自信が持てるまで努力をしろ」これが3つ目の過去の自分に伝えてあげたいことです。

全ては自分次第

今回、もし昔の自分に会えるなら伝えてあげたいことを3つ書きました。

人間誰しも、色々な失敗や経験をして成長していくと思います。

私自身もたくさんの失敗と経験を繰り返した結果、何とかサッカーを仕事にできるところまでは来ることができました。

「私はプロには届きませんでした。」

と最初に書きましたが、確かにプロになることはできませんでしたが、自分のサッカー人生に後悔はありません。

むしろ、今までの全ての経験を使って今は「プロサッカーコーチ」として新しい目標に向かって進むことが出来ています。

私はサッカーのことを何も知らない「0」の状態から色々なことを試し、自分で考え、失敗や経験を繰り返して、20年かかってやっとここまで技術や知識を身につけてきました。

私は遠回りをしました。

でもそれは無駄ではなく、本気でプロサッカー選手になろうと試行錯誤をし、失敗をして、遠回りをしてきたからこそ、その経験を今自分と同じようにプロを目指している選手たちに伝えることができています。

全ては自分次第。

トレーニングにこだわるのも、手を抜くのも自分次第。

上を目指すのも、楽しくやるのも、ふざけてやるのも自分次第。

チャンスを掴むのも、逃すのも自分次第。

自分の人生を決めていくのは自分次第で、何を目指すのか、どこまで目指すのかを決めるのも全ては自分次第です。

私自身も常に上を目指しながら、本気で頑張る選手たちに負けないように、これからも最大限の努力と最高の準備をしていきたいと思います。

最後に

このブログでは、プロを目指している選手に向けて、必要な能力や方法、進路の選び方などを自分の経験をもとに書いています。是非興味があれば他の記事も見てみてください。

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